2019年 新卒入社
リードエンジニア
2019年 新卒入社
企業を見るときの軸として、主に次の3点を見ていました。
1つ目は事業に興味が持てるかどうかです。
自分がプログラミングを始めたのは「自分の生活を便利に、楽にするツールを作りたい」という想いから。それもあって、自分が意義を感じないプロダクトに関わり続けるのは避けたいと考えていました。その点、モバファクは「ステーションメモリーズ!」(略称:「駅メモ!」)を中心としたゲーム事業、ブロックチェーン事業共に興味を持つことができ、面白そうだと感じました。
2つ目は裁量権が大きいかどうか。
時間は有限なのでいち早くスキルを身をつけて、市場価値を高めていきたいと考えています。モバファクは上場したとはいえ、まだまだ小さい会社です。新卒であっても組織を動かしていける規模感であり、そこに魅力を感じました。
会社を成長させ、「自分が会社を大きくしたんだぞ」という実感が持てたら最高だなと今も思っています。
3つ目はワークライフバランスがしっかりしているかどうか。
自分は多趣味で、趣味に割く時間もしっかりと持ちたいと考えていました。
モバファクは効率的かつ論理的に優先順位をつけて仕事を行っているという印象があり、入社を決めました。実際に入社してからもそうだと感じています。
入社直後はエンジニアとして、「駅メモ! Our Rails」(略称:「アワメモ!」)の開発に携わりました。主にバックエンド、インフラの開発を軸足に置きながら、フルスタックに経験を積むことができました。
その中でも印象的だったのは、システムの負荷対策。当時は新卒1年目だったのですが、重要な業務を任せてもらいました。手を挙げれば新卒でもここまで関われるのか…と驚いた記憶があります。
「アワメモ!」のリリース後は、カスタマーサポートや機能改善を担当しました。
この時は、自分が開発の最後の砦という意識でチームを見渡し、漏れているタスクを積極的に拾うようにしていましたね。
3年目の夏頃から、もともとプロダクトマネジメントに興味があったこともあり、ブロックチェーンチームでNFTマーケットプレイス「ユニマ」のプロダクトマネジメントを担当することになりました。
実際にプロダクトマネジメントを担当してみると、思っていた以上に考えることが多く、勉強の日々が続いています。
良いサービスを作る手段として、「コードを書く」ということにこだわっていなかったからです。自分がプログラミングを始めた理由は「自分の生活を便利に・楽にするツールを作りたい」と考えたからです。
だからこそ、自分が持っているスキルが活かせるエンジニアの志望をしてはいましたが、エンジニアになりたいというよりも、良いプロダクトを作りたいという気持ちを持っていました。
どうせサービス作りに関わるのであれば、「なぜ作るのか?」「誰にどのような価値を与えたいか?」から考えていきたいと思い、プロダクトマネジメントの担当になることを決めました。
主に2つあります。
1つは「このサービスは、誰がどう嬉しいのか」という思考を持つこと。
開発リソースは有限なので、やりたいことを片っ端からやっていくことはできません。
その中で、ユーザーにとって一番価値を与える選択肢はどれか?ということを常に考えています。
2つ目は緊急のタスクをなるべく持たないようにすること。
プロダクトマネジメント業務の1つとして、プロダクトの未来を俯瞰し、製品全体の意思決定を行うということがあります。
意思決定は、いつ何時飛んでくるかわからない。だからこそ、常に決定する余力を残しておく必要があり、なるべくチームができるタスクはチームに任せることを意識しています。
油断すると、すぐにプレイヤーになってしまいます。
大変だったことでいうと、「アワメモ!」を開発していたときのことです。
「アワメモ!」の負荷対策チームが立ち上がることになったので、1年目ではあったものの「関わりたい!」と手を挙げました。
そしたら、自分に重要な業務を任せてもらえたんです。
具体的には、負荷対策に関して、調査・立案・実行を中心として担当することになりました。どの分野も初めてだったため、わからないことだらけで本当に大変だったのですが、先輩エンジニアの手助けもあり、なんとか業務を完了させることができました。
ブロックチェーン業界がまだ発展途上なこともあり、自分たちで正解を探していけるという点が魅力だと思います。
世界的にブロックチェーンの利用方法が確立されていない状況で、ビジョンを掲げて開発を進めることはとても大変です。他社と差別化を行い、自分たちのポジションを作り上げるのであれば、なおさら難しいです。
しかし、「どこにも答えがない」「何が起こるかわからない」ゆえの楽しさに憧れる人にとってはたまらない環境だと思います。自分もその1人です。
それとなにより、自分はブロックチェーンの可能性を信じています。今後飛躍するだろう技術に第一線で関われていることにワクワクしています。
一番成長したと思うのはチームでサービスを開発するための力です。
新卒で初めて仕事をしたときの印象として、チームで働くと、1人で開発するよりも成果が出せない感覚がありました。ですが、「速く進むなら1人で進め、遠くへ進むならチームで進め」という言葉の通り、開発に関わるうちに、大きなサービスの開発にはチームの力が必要不可欠と感じるようになりました。やっぱり、1人で開発するには限界がありますよね。
効率的に開発を進めるために、チームとして何をすべきかを常に意識しており、コミュニケーション1つとっても「どういう質問の投げ方をすれば良い答えが返ってるか?」みたいなことを考えるようにしています。
1つのことを極めるよりも、いろんなことに首を突っ込んでみたい性分なので、担当をプロダクトマネジメントに絞るという考えは、実は今のところありません。
あるときはコーディング、あるときはプロダクトマネジメント…といったようにマルチに活躍できるようになりたいです。デザインにも少し興味があるので、手広く知識を得ていきたいですね。気がついたらぜんぜん違うことをしているかも。
尖ったスキルはなくとも、複数の分野をかけ合わせていくことで自分がオンリーワンでナンバーワンになれると信じて、これからも知識を広げていきたいと思います。
※2023年12月15日適時開示の通り、ブロックチェーン事業については撤退を決定しています。
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